このたびは鍼灸(はりきゅう)研究会 陰陽・脈診鍼研究会 の
ページにおいでいただき、ありがとうございます。
鍼灸業界では、毎年大勢のはり・きゅう師が誕生しています。
しかし、きちんとした技術や学問を身に付けないまま卒業に至り、
その後大変苦労されている方々が増えているようです・・・
また、鍼治療をしてみたけれど、思っていたほど効果が上がらない。痛みの緩解以外の病にどう対処したらいいか分からないので、諦めてしまった、等等。
現在、はり・きゅう師の置かれている立場は大変厳しいものとなっています。
また一部では鍼灸が奇跡や魔法のように扱われ、怪しい医療や迷信の類と考えられ、否定的に扱われる事もあります。
この様な混沌とした状況の中で、いかに医療として、きちんと理論を理解し、偶然のやった、効いた、治ったという治療ではなく、どのような状況においても再現できる、しっかりと臨床技術を習得し、臨床を通して社会に貢献する事こそが鍼灸の未来につながり、真のはり・きゅう師の姿だと考えています。
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最初は期待をもって始めた治療も、程なく大きな壁に遭遇し、鍼の治療はこの程度のものだ、ここまでが限界だ、とあきらめ、様々な療法に進み、自分自身でもその方向性を見失い、収拾がつかなくなっている方が大勢いらっしゃいます。
けれども、鍼治療本来は非常に高度な医療となる可能性を持つ治療の一つです。
古典は難しい、脈診は解らない、経絡治療は現代に合わなく不合理だと思われている人がいるかも知れません。
けれども、東洋医学の根幹の概念を理解し、仕組みを覚える事により、誰もが、再現性のある治療をする事ができます。
東洋医学の根本はその概念を理解する事です。
東洋医学での治療とは、生体の気を調整する事です。
鍼は刺すものではなく、気を調整するものです。
生体の気を調和させる事により、生体自身が自ら治癒する方向へと向かい、病気を治療することが出来ます。
この基本概念を理解し、習得できれば、如何なる病気に対しても応用が可能です。
当鍼灸研究会は些細な疑問や質問に対しても、それぞれが納得できるまで、何度でも質問し合い、討論しながら研究しています。
当鍼灸研究会では、初学者やベテランも自由に発言したり、それぞれが感じている疑問を質問したりできますので、どなたでもお気軽にご参加下さい。
陰陽脈診鍼研究会は30年前、数名の臨床家が集まり、
それまで、他の様々な鍼灸研究会に参加していても、
一人の名人の技であるため、それが伝承され難かったり、論理性を欠いた理論展開がなされていたりするため、技術が習得できなかったり、解決されない、それぞれの臨床上の問題点や疑問点を語り合い、
いかに、より良い治療をするか、そのためには何が必要か、どのような勉強をすればいいのか、という所から始まりました。
その後、少しづつ形を変えて、現在のような鍼研究会となっています。
当初の目標であった、真摯に治療に取り組み、学びたい者の誰もが、東洋の医療に携わる鍼灸師として、プロの名に恥じない臨床技術を習得すると言う方針は、ますます堅固なものとなっていますが、さらに一歩踏み出して、初学者や学生の方にも、解りやすく、開かれた鍼研究会をめざしています。
会長 内田良治
東洋医学本来の概念に基づき、「難経」に基づく脈診法により気血を調整する事を唯一の治療方法としています。
対症療法的な治療を一切行わず、本治法のみで、体全体の気血の調整をし、再現性のある治療を行い、患者さんに余分な負担を与える事なく、治癒へ導く治療を学び研究しています。
毎月、第1土曜日、第3金曜日に臨床を中心にした
鍼灸臨床研究会
を「内田はり院」にて開催しています。
只今、土曜会員のみ募集を行っております。
内田はり院
TEL:03−3695−4998
E-mail: 問い合わせ